献花
- Day:2011.08.01 20:31
- Cat:大切なもの
89歳でした。
最近は80歳90歳なんてザラですが、大往生ですよね。
思い出話は数限りなく…
祖母は私の母親の親で、地元に住んでいたので私はちょくちょく顔を出し、実家にいたくなければ、しゅっちゅうそこに逃げていました。
祖母は民謡手踊りが上手く、イベントがあればよく踊りに出掛けていたので町からも表彰される人でした。
編み物がうまく手が器用なのに、そこは私は似なかったなぁ。
私が頭にきた事があって、祖母に愚痴ると「短気は起こした方が負ける」となだめられた事もあります。
「誰にも言うなよ。ナッツだけにあげるんだから。お婆ちゃんの生き形見。」と、当時はもの凄い高かったダイヤの指輪を私に渡し「え~


と私に自分が買って大事にしていたダイヤの指輪をくれました。
いとこの中でも、私は祖母とは家が近いので何かと用事を言いつけられていて、それは当たり前の事だと思っていたのですが、他のいとこ達には私は羨ましがられたりしていたようです。
いとこの結婚式に「お婆ちゃん出れないから、お婆ちゃんの代理で行って来い」と祖母に10万円持たされ、5万は祝言代にして後はナッツが好きなように使えと言われ、残りの5万円で挙式で着るドレス買ったり、旅費にしたり(笑)
多分、数いるいとこの中では私が一番良い思いをした事でしょう。
お酒が好きで、祖母とお酒を飲めるなんてなかなかないと思います。
面白いお婆ちゃんでした。
ペースメーカーも入ってて倒れてからこの2年、痛い、苦しい、帰りたい、早く死にたい、お酒が飲みたい、そういう思いを沢山した事でしょう。
もう、あのクシャクシャのかわいい顔はもう見れませんが、私が死んだ時に迎えに来て欲しい一人です。
天国で好きなお酒飲んで、沢山踊ってまたみんなを楽しませてあげてね。
89年間お疲れ様でした。

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